コラム

COLUMN
2023.01.27

【相続対策】生命保険の見直しは生前整理に役立つのか?

生命保険文化センターの令和元年度の調査によると、8割の人が生命保険に加入しています。

それだけの人が老後資金の準備や何かあった時のために備えているということですが、自分のニーズに合った保険に加入できているかどうか見直した経験がある方はそう多くないでしょう。

ローン返済や年金暮らしなど、年齢を重ねれば必要な保障は変わってきます。

生前に生命保険を見直すことで余計な保険料の負担を減らしたり、生前整理の費用に充てられたりするメリットがあります。

生命保険を見直す際のポイントや、生前に保険金が受け取れる生前給付保険について考えてみましょう。

この記事では、生命保険の見直しは生前整理に役立つのか?について、日野市・八王子市・立川市で相続手続き・遺言作成サポートをしている行政書士法人ストレートが解説します。

生前に生命保険を見直すメリットは何か?

日本では多くの人が生命保険に加入していますが、年齢を重ねれば必要な保障が変わります。

今入っている保険が自分のニーズに合っているかどうか、吟味したことはありますか?

その保険が本当に必要な保障かどうか見直すことで、余計な出費を抑えたり生前整理するのに役立つでしょう。

なお、別の保険に乗り換える際は保険会社がすすめる「転換」に注意です。

「契約中の保険を下取りし、新しい契約の保険料に充てるので保険料が抑えられる」というのは解約返戻金を保険料の一部に充てているだけで、実際には自分で補填しているだけの場合が多いからです。

自分にどんな保障が必要なのか、今の保険を見直してよく考えましょう。

定期保険を見直す際のポイント

定期保険を見直す際は、不要な主契約、特約、保障額の減額などを検討し、自分に合った他社商品に乗り換えることも視野に入れて検討するといいでしょう。

ちなみに、終身保険との違いとして、一定期間だけの死亡保障が得られる定期保険のメリットには次のようなことが挙げられます。

  • 終身保険より保険料が安い
  • 特定期間の補償を手厚くできる

一方、デメリットとしては定期保険は掛捨てのため、貯蓄性がなく更新すると保険料が高くなることです。

終身保険を見直す際のポイント

終身保険の場合は、保障額・保険期間・払込期間を見直すことがポイントです。

それぞれの検討ポイントや注意点などについて説明していきましょう。

【①保障額】死亡保険金の額を見直す

教育費や住宅ローンの返済は終わっていますか?

もし終わっているなら、高額な死亡保険金が本当に必要かどうか考えましょう。

中には、自分の葬儀費用に充てる分だけあれば十分という方もいるはずです。

【②保険期間】保障されるのはいつまでか確認する

保障を開始してから終了するまでの保険期間を確認することは重要です。

この期間内に死亡や入院があった場合にのみ保険金が支払われるからです。

注意したいケースとして、保険料の払込期間が65歳までと設定された終身保険(主契約)に「特約」を付加しているような場合が挙げられます。

たとえば65歳で払込みが終わる終身保険に医療特約を付加すると、医療特約の保険期間が65歳で終わる保険があります。

特約の継続を80歳まで望む場合は、払込み満了時点で追加の特約分の保険料を一括して前納または分割で払わなくてはなりません。

一括前納する場合はまとまった金額が必要になります。

【③払込期間】保険料はいつまで払うのかを老後の生活と併せて見直す

保険料の払い込み機関には「有期」と「終身」がありますが、保障期間と一致するとは限りません。

年金暮らしになっても継続する価値のある保険なのか、保障内容を見直すといいでしょう。

もし重複した保障がある場合は、解約を視野に入れて検討することをおすすめします。

生前給付保険やリビングニーズ特約は生前整理に役立つ

生前給付保険とは、3大成人病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)をはじめとする特定の病気になった場合に、死亡保険金や高度障害保険金と同額の保険金を生存中に受け取ることができる保険をいいます。

残された家族のために支払われる一般的な死亡保険金とは違い、生前給付金は被保険者が自分のために(治療費や残された時間を有意義に過ごすためなど)好きに使うことができます。

生前給付保険と似ているものとして、一般的な生命保険でも「リビングニーズ特約」を付加することで生きているうちに保険金を受け取ることができます。

こちらは「余命6か月以内」と診断された場合(診断された余命期間より長く生存した場合でも返還の必要はない)に受け取れますが、死亡保障の期間が終了まで1年を切ってしまうと使えないことがあります。

ところで、生命保険では保険料負担者と被保険者が同じ場合は死亡保険金に非課税枠が使えますが、生前給付金の場合は全額が非課税となります。

ただし、使い切れずに残った場合は相続税の対象となる点には注意しましょう。

なお、生命保険と相続税の関係についてはこちらの記事で解説しています。

※相続税のご相談については、提携している税理士を紹介いたします。

生命保険の見直しは生前整理に役立つのか?まとめ

  • 現在加入している保障が本当に必要かどうか吟味することで余計な出費を抑えたり生前整理したりするのに役立つ
  • 定期保険の見直しのポイントは不要な主契約、特約、保障額の減額で、場合によっては他社への乗り換えも考える
  • 終身保険の見直しのポイントは保障額・保険期間・払込期間の検討
  • 生前給付保険・リビングニーズ特約は生存中に保険金を受け取ることができ、治療費や残された時間を有意義に過ごすために充てられるなど、生前整理に役立つ

以上、生命保険の見直しは生前整理に役立つのか?について解説しました。

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行政書士法人ストレート
行政書士 大槻 卓也
執筆者

行政書士法人ストレートの代表行政書士。「相続・遺言」「許認可申請」「在留資格申請」を中心に活躍。他士業からの相談も多いプロが認める専門家。誠実、迅速な対応でお客様目線のサービスを提供します。

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